作品紹介
『祝福』 振付:中川晏奈
幸せとはただそこにいること
よろこびで顔をしわくちゃにして
朝起きて1日が始まり、忙しなく過ごす日々。
そんな中で経験する、辛さ、悔しさ、悲しさ。
日々の苦しさと向き合い、今ある幸せを見つける。
そして今の一瞬一瞬を楽しみ生きていく。
忘れないで。見つめることを。感じることを。
「再」び幸せを感じこれからを「生」きていく。
『TIME IS・・・?』 振付:本田観緒
人間はひとりひとりがそれぞれ同じ時間をもっている。
ほんとうにじぶんのものである あいだだけ⽣きた時間でいられる̶
ミヒャエル・エンデ『モモ』より
時間とは私たちにとってどういう存在なのだろうか
現代を⽣きる⼈の中⾝は充実しているようで実は空っぽで
何をしている時が楽しかった?
⾃分が⾃分でいられた?
時間には ⼈⽣には 限りがあるからこそおもしろい
『戯絵』 振付:井坂妙
国宝『鳥獣人物戯画・甲巻』を題材に創作。
一体誰がいつ書いて、なんのために残されたのか、謎の多いこの作品。その中に描かれている、兎や蛙や猿を中心とした何とも可愛らしい動物たち。健気に生きている彼らを絵の中から飛び出させ、太鼓の音色にのせて彼らの世界を『再生』する。
ほら、聞こえる?
「みんなも一緒に遊ぼうよ!!」
『明日の神話』 振付:木下祐花
岡本太郎 『明⽇の神話』
そこに描かれているのは、原爆が炸裂する悲惨な残酷な瞬間。
まさに悲劇の世界だ。
だが彼は、これを単なる被害者の絵として描きたかったのではない。
あの凶々しい破壊の⼒が炸裂した瞬間に、それと拮抗する激しさ、⼒強さで ⼈間の誇り、純粋な憤りが燃えあがる。
その瞬間、誇らかに『明⽇の神話』が⽣まれる。
画⾯全体が「歓喜」に満ち溢れ、決して「悲劇」に負けていない。
この絵は彼の痛切なメッセージだ。
『万華鏡』 振付:金子七海・藤澤里音
走り出す瞬間には、原動力がある。幼い頃に描いた夢、それを純粋に追いかけた。大人になった今、鏡に映る姿は本当になりたい自分だったか。
この作品の主人公は、気づけば憧れなどかすみ、代わり映えのない日々を過ごしていた。そんなある日、彼女は異世界に迷い込んでしまう。賑やかで恐ろしい、不思議な異世界の先で主人公は一体何を得るのか。
この作品はそんな主人公と自分を重ね合わせ、誰もが原点を思い出したくなる作品です。
『まねく』 振付:齊藤あゆみ
かけがえのない存在が突然失われた時、あなたはどんなことを思うのでしょうか。それは、実際に失ってからじゃないとなかなか想像できないものです。
ここに、どんな時も離れることなく共に生きてく1人と1匹がいました。
この作品は、吉原の花魁である「薄雲太夫」とその愛猫「たま」の切なくも美しい物語。
皆様を遊郭の世界へまねき入れます。
『nini_funi』 振付:杉山 奏
⾔葉やモノに頼らず、⽬には⾒えない何かを信じて
意味もなく舞い踊る⼈間の姿に、「再⽣」の瞬間をみる。
『Do you wanna be フィーバー?』
振付:奥岡奈楠子
大学生活を過ごしているワタシたち
やりたいことにがむしゃらになったり、時には壁にぶつかったり、人生イロイロよネ
アナタは今を全力で生きている?
ワタシはこの問いに自信を持ってハイと答えるワ
2021年、今この時を生きる学生のワタシたちだからこそ伝えられるフィーバーを
−華やかで煌びやかに、そして盛大に−
アナタはフィーバーしたい?