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作品紹介
舞台は、スペインのアンダルシア地方。
ある一家の息子が三年間付き合った恋人と結婚することが決まった。しかし、
一家の母親には気掛かりがある様子。
そして、その悪い予感は的中する。
花嫁には過去に付き合っていた男レオナルドがおり、
その男は一家の父親と花婿の兄を殺した一族の血縁者であったのだ。
そして迎えた結婚式当日。
参列者が祝福の言葉を贈るなか、レオナルドには妻がいるにもかかわらず、
花嫁の心は彼の存在によって掻き乱されていた。
そして事件は起きる。
祝宴から花嫁とレオナルドが姿を消した。花婿は馬を駆って二人の後を追う。
その手に光るのは、小さなナイフ。
森の中、月が血の流れを求めて茂みに隠れる者を照らし出す。
そこに忍び寄る、死の気配。
血の運命からは逃れられないのか___。
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